太陽(2001年 3月第4週)

2001年 3月24日(土) 晴れ(霞有り) P=−25.5 Bo=−7

デジカメ太陽シリーズ 巨大黒点を追え210

さらに一日経過して見る角度が変わると、存在感がますますアップです。その他のエリアは特に目立った変化が有りません。しかし、この群も角度が変わった分を差し引くと目立った変化が無いので気になります。やはり裏面でピークを迎えてしまった可能性が高いか?後1〜2回観測出来れば予想可能か?

霞と言うよりうす雲に近い状況でしたが、シーイングが良い方だったので想像以上に良像でした。特にHαに関してはスローシャッターにも関わらず、良かったです。Hαの第一条件はシーイングか?うす雲でも霞でも撮れる時は撮れる。透明度が高くても精々1/80秒位のシャッター速度が限界なので、この説はある意味で信頼性があるかもしれない…?
FC-76
CoolPix990 F4.0
1/0500秒
ナグラー7mm
ビニング無し
D4フィルター
FC-76
CoolPix990 F4.0
1/0576秒
ミードSP26mm
2×2ビニング
D4+ND2+ND4フィルター
HELIOS1
CoolPix990 F3.7
1/0036秒〜
1/0039秒
10枚コンポジット
Or18mm
ビニング無し
今日の提言? Hαは透明度よりシーイング

2001年 3月23日(金) うす曇り P=−25.5 Bo=−7

デジカメ太陽シリーズ 巨大黒点を追え209

出ました!巨大黒点?!3月9日に西没したと推測されるエリアがパワーアップして再登場!しかし、一抹の不安が残る。この群は前回の西没直前に急成長した群なのでピークを裏面で迎えている可能性があるのだ。どっちにせてもエッジでこの存在感。前面に来ると肉眼黒点の可能性大です。逆に昨日期待していた群が急激に衰退。前日の画像と比較しても明らかに元気がありません。Hα画像が雲が厚すぎて撮影出来なかったので何とも言えませんが…。
FC-76
CoolPix990 F4.0
1/0250秒
ナグラー7mm
ビニング無し
D4フィルター
FC-76
CoolPix990 F4.0
1/0598秒
ミードSP26mm
2×2ビニング
D4+ND2+ND4フィルター
宇宙ステーション ミール の落下は見れませんでしたが、こんな巨大黒点が回ってくるとは…。活動のピークが過ぎたとは言え、まだまだ予断を許しません。

2001年 3月22日(木) 晴れ P=−25.5 Bo=−7

デジカメ太陽シリーズ 巨大黒点を追え208

特別大きい訳では無いが、何故かスポット撮影したくなる群だ。シーイングもさほど悪くないので撮ってみよう。デジタルズームにすると高速シャッターが切れるのを利用して撮影。その後2×2コマをソフトでビニングして拡大率を元に戻す。ん〜っ!良い!この時期にしては上出来だ。これだけ良い画像が撮れるんだからHαも…。何故だ!良像が少ない。合格ラインは3枚。ザラザラ感を減らすために、敷居を下げて泣く泣く6枚を選択。合計9枚で処理しました。

東から登った群はプラージもしっかり写り、活動の活発さが伺える。ここ数日フレアも多いらしく楽しみだ。
FC-76
CoolPix990 F4.0
1/1000秒
ナグラー7mm
デジタル2倍
2×2ビニング
D4フィルター
FC-76
CoolPix990 F9.9
1/0788秒
ミードSP26mm
2×2ビニング
D4+ND2+ND4フィルター
HELIOS1
CoolPix990 F3.7
1/0070秒〜
1/0075秒
9枚コンポジット
Or18mm
ビニング無し

2001年 3月21日(水) うす曇り P=−25 Bo=−7

デジカメ太陽シリーズ 巨大黒点を追え207

うす雲を通しての撮影にも関わらず、Hαに関しては先日よりも良い。デジカメのモニターの前を雲が横切っているのがハッキリわかるような状況でも、条件次第では撮影可能なのか?ますます不可解なHα撮影です。西没した群は西のエッジで派手なプロミネンスを出しているようで、ここ最近では結構な活動をしていたようだ。それと入れ替わるかのように東のほうに新たな群が。サイズ的にはイマイチですが、今後楽しみな群である事に変わりはありません。
FC-76
CoolPix990 F4.0
1/0934秒
ミードSP26mm
2×2ビニング
D4+ND2+ND4フィルター
HELIOS1
CoolPix990 F3.7
1/0043秒〜
1/0060秒
11枚コンポジット
Or18mm
ビニング無し

2001年 3月19日(月) 晴れ P=−25 Bo=−7

デジカメ太陽シリーズ 巨大黒点を追え206

昨日より天気が良く、可視光では良い画像が撮れたのに、Hαは駄目。透明度・シーイング・気温・時間。どれをとっても昨日とほぼ同じだと思うのですが…。Hα撮影は本当に奥が深い。昨日の画像はやはりマグレだったのか…。

西没まえの2群以外特に要チェックエリア無しです。しかし、ここ10日間程は、比較的天候にも恵まれて、良像も撮れたし、長いフィラメントとその成れの果ても撮影出来たし、充実していました。
FC-76
CoolPix990 F8.9
1/0801秒
ミードSP26mm
2×2ビニング
D4+ND2+ND4フィルター
HELIOS1
CoolPix990 F3.7
1/0070秒〜
1/0072秒
10枚コンポジット
Or18mm
ビニング無し

2001年 3月18日(日) くもり後ち晴れ P=−25 Bo=−7

デジカメ太陽シリーズ 巨大黒点を追え205

最高の撮影日和だ。おまけに日曜日。今日はゆっくり撮影出来るぞ。

可視光。シーイングも安定して、白斑が写っている。大きな黒点こそ無いが、画像としてはレベルが高い。

Hα光。ん〜っ!と唸りたくなるような良像。ここ最近、画像処理も安定して、そこそこの画像が上がっているが、こいつは最高!黒点の周りで複雑にうねるフィラメントがなんとも言えません。やってて良かった…。

オマケ。実は撮影中に気付きませんでした。日曜日特権の駒写真が撮れただろうに…。けっこう淡いプロミネンスだったので、まったく気付きませんでした。画像処理中も気付かず、レンジ調整時にたまたま手が滑って気付きました。でも、このプロミネンスって先日の巨大フィラメントのような気がするのですが…。だって西没しているし、場所的にもドンピシャです。冷静に考えてもウカツでした。
FC-76
CoolPix990 F8.9
1/0941秒
ミードSP26mm
2×2ビニング
D4+ND2+ND4フィルター
HELIOS1
CoolPix990 F3.7
1/0072秒〜
1/0077秒
15枚コンポジット
Or18mm
ビニング無し
HELIOS1
CoolPix990 F3.7
1/0008秒
Or18mm
2×2ビニング