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2007年11月21日アーカイブ

フィールドで天体写真を撮影する時、12Vの電源が必要になる事が多い。赤道儀・冷却CCDカメラ・露よけヒーター等、上げればきりが無い。

車用バッテリーをドカン!と設置。タコ足のように色々な機器に電源を供給。これが結構曲者だったりする。特に赤道儀。電源周りにノイズをカットする機能が無いシンプルな構造の商品が多く、色々な機器をタコ足すると、他の機器のノイズを拾って暴走する事もある。と言うか、良く暴走する。

パルスモーターの赤道儀は通常駆動では電池の消費量はとても少ない。100ミリアンペアとか300ミリアンペアとか。機種によって消費電力の差はあるが、今回お勧めするポータブルバッテリー。SG-1000だと、7AHの容量がある。300ミリアンペア消費する赤道儀でも23時間以上駆動する計算だ。

特に暴走の多い赤道儀は、他の機器から別けて、SG-1000一個で一晩十分に使用出来る。なので、私はフィールドでの撮影の際は、SG-1000を一台赤道儀専用として使っている。もう一台は露よけヒーター用だ。

流石にパソコンや冷却CCDカメラはもっと容量の大きなバッテリーが必要だ。そんな時に重宝するのがSG-3000DXだ。20AHの容量とAC100Vのインバータが内臓されている。

天体撮影以外にも、この手のバッテリーはとても重宝する。一家に一台如何ですか?




SG-1000 上記画像をクリックすると楽天市場さんにジャンプします

追記:今回私が購入したバッテリの内、不幸にも一つ充電出来ないバッテリーがあった。販売店さんに連絡したところ、快く交換してくれた。再度届いたバッテリーも充電しても直にインジケータが下がった。流石に2度目は、私も言い辛い。そんな時に、たまたま友人から聞いた話だが、充電癖がついたのならイザ知らず、新品で製造日も新しいのなら、2~3日かけてたっぷり充電すれば大丈夫なはず…。わらにもすがる思いで充電してみた。結果は良好。どうも私の初期充電の仕方に問題があったようだ。それにも関わらず、真摯に対応頂いた販売店様に感謝感謝の私でした。

先月バーストして話題のホームズ彗星。当初は空飛ぶ円盤状の形にUFOだって大騒ぎ(我が家だけ?)でしたが、その後もどんどんと拡散して、とうとう見た目の大きさがお月様の大きさを超えてしまいました。実際の大きさは、な!何と太陽よりも大きいんです。今まで太陽が不動の一番だったのに、まさか彗星如きに抜かされるとはと焦っているかも?

当初、まさか、本当にここまで大きくなるとは思っていなかった為、ずっと撮影してきたシステムではカメラの画角を越えてしまって、食み出る始末。連続観察を目指していた私としてはお粗末な結果…。

その後、悪天候や透明度の悪い日が続き、なかなか観察出来ませんでしたが、19日に久しぶりに雲の合間から観察に成功。フィールド用の短焦点望遠鏡をドームに持ち込んでの撮影。いやぁ~、凄いですね。

バースト当初、ホームズ彗星は位置的に太陽の真反対側にいた為、尾っぽが彗星の後ろ側に隠れて見えませんでした。UFOに見えた理由はここにあった訳ですが、幸い日々地球も動いている訳で、最近ではやや斜めから観測出来るようになりました。この形、何かに似てますよね。そう、ケロロ軍曹です。

そのケロロ軍曹、ぺこぽん(地球)の侵略を諦め、ペルセウス座のミルファクを侵略したようで、パックリと食べちゃいました。いやぁ~、これまた驚きました。

17P_20071119_1SS.jpg
2007.11.19 22:54JT