しし座流星群の時期がやってきました。近年では2001年の流星雨(流星が雨のように流れる事)が記憶に新しいかと思います。私は奈良のダム湖の畔で観望・撮影しましたが、いまだに当時の感動が忘れられません。
このしし座流星群ですが、テンペル・タットル彗星が母天体とされています。過去に彗星が蒔いたダストの濃い部分を地球が通ると大出現となる訳です。このテンペル・タットル彗星に関しては過去にさかのぼって、詳しい軌道が計算され、ダストがどのように宇宙空間に漂っているか綿密に計算されています。2001年、アッシャー博士が北アメリカと東アジアに大出現すると発表した時には、半信半疑の方も沢山いました。でも、その予言(と言うより予告ですね)通りに出現したんです。私は信じた方でしたので、幸いにもこの大出現に立ち会え、本当に幸せでした。
さて、これだけキッチリと出現予報が確立した、しし座流星群です。今年はどうなんでしょう?気になりますよね。残念ながら、今年の出現のピークは昼間です。ただ、ピーク以外にまったく流星が飛ばない訳ではありません。夜、月が沈んで、放射点が東の空に出てくる頃を狙って観察してみましょう。
<ステライメージが入ったPCが先日故障。イメージは少し待ってね。>