奈良教育大学付属小学校の望遠鏡製作教室と観望会のお手伝いをしてきました。先ず、望遠鏡製作教室ですが、なっ!何と、60名という過去に例のない大人数でした。当初の予定よりも1時間オーバーしましたが、無事に全員作成する事が出来ました。良かった良かった…。
望遠鏡製作教室が終わると、もう外はうっすらと暗くなり始めていました。観望会の開始時間が迫ってます。大きな望遠鏡は天文台から出せませんので、観望会ではいつも使っている9cm屈折望遠鏡です。望遠鏡製作教室がずれこんだ為に準備完了後、即観望会開始です。みんなが一通り観望出来た段階で、土星を待つ為に星空の勉強会を行い、全員集合の記念撮影後、若草山から昇った土星を観望しました。流石に土星は9cm屈折では厳しく、20cmきりんさん望遠鏡や45cm反射望遠鏡は長蛇の列でした。私のところはと言うと、列が出来るのが珍しい位。いつも回りの大口径パワーに圧倒されてます。でも、そんな時には、お楽しみ。携帯電話のカメラを持っている子供たちを集めて月面の撮影会です。携帯電話のカメラの性能は年々進歩していて、今年はトンでもない化物携帯電話が出てきましたね。携帯のカメラでは月面を撮ると、バックが暗い為にハイライトが飛んじゃうのが普通なのですが、月面の模様からクレーターまでビシっと写った機種もあって…。イヤハヤ、参りました。そうそう、望遠鏡製作教室で自分の望遠鏡を作った子友達。グランドの片隅で一所懸命、月や土星を導入して観察してました。ファインダーが未完成の状態で、35倍で良くぞ導入したって感じです。
観望会が終了し、撤収後、ボランティアさんが作ってくださった豚汁をご馳走になりました。有難う御座いました。結局、今回の観望会は200名を越える参加があったそうです。観望会を安全に行う為に何十人もの方々のボランティアが集まり、素晴らしい観望会でした。皆様、ご苦労様でした。そして有難う御座いました。