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2006年12月アーカイブ

このシリーズも、これで3回目です。CCDOPSのインストール、ドライバチェッカーのインストールと設定、そして、今回で冷却CCDカメラをパソコンに認識させます。これで、前準備は終了。次回は実際にソフトを起動して、冷却CCDカメラとソフトをリンクさせる方法等の説明にはいります。

では、本題に戻りましょう。今回はUSBタイプのST-8XEを例にしました。

1.カメラの電源ケーブルを接続します。まだファンも回らないし、ランプもつきません。その状態でUSBケーブルをパソコンに接続してみましょう。下記の画面が表示されるはずです。
camera1.jpg

2.上記画面で「いいえ、今回は接続しません」を選んで「次へ」を押すと下記の画面が表示されます。
camera2.jpg

3.「次へ」を押すと下記の画面が表示されます。
camera3.jpg

4.「続行」を押すと下記の画面が表示されます。
camera4.jpg

5.何か終わったっぽくてホッとし、「完了」ボタンを押すと…。!!何とまた似たような画面が…。
camera5.jpg

6.2回目だし余裕さ!って感じで上記画面で「いいえ、今回は接続しません」を選んで「次へ」を押すと下記の画面が表示されます。
camera6.jpg

7.これまた2回目なので安心して「次へ」を押すと、今までと少し違う画面が…。少し不安。でもSBIGオリジナルの方を選らんでおけば心配無いかなぁ…。
camera7.jpg

8.上記画面で「次へ」を押すと、良かった見覚えのある画面だ。
camera8.jpg

9.安心して、上記画面で「続行」を押すと…!!エッ!ファイルが無いって警告画面が…。
camera9.jpg

10.でも、ご安心下さい。ドライバチェッカーがインストールされたホルダーにこのファイルはあるんです。初期値でインストールした人は、「参照」ボタンを押した後、Cドライブのprogram files/SBIG/Driver Checker配下を探して下さい。同じファイルがあるはずです。
camera10.jpg

最後に「完了」を押せば、これでOKです。カメラがパソコンに登録されました。次回からは、カメラをパソコンに接続すれば自動的に認識します。次はいよいよソフトを起動して冷却CCDカメラをリンクしてみましょう。

天気予報は曇りのち晴れ。でも、観望会開始時点の天候は「くもり」。残念ですが、中止の連絡を…。それでも、天気予報を信じて天文台に来て下さったご家族が2組。天文台側としても、何とか月だけでも見せてあげたいと頑張りましたが、残念ながら益々雲が濃くなって…。結局、この日は深夜になって晴れました。残念。

P061224_1S.jpg

P061224_2S.jpg

CCDOPSをインストールしただけでは、冷却CCDカメラを制御出来ません。SetupDriverChecker.exeをインストールして実行する必要があります。

1.SetupDriverChecker.exeを実行すると、下記の画面が表示されます。
check1.jpg

2.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。
check2.jpg

3.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。インストール先のフォルダーを変更出来ます。
check3.jpg

4.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。Windowsのメニューの表示名を変更出来ます。
check4.jpg

5.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。ソフトのアイコンをデスクトップ上に作成する時はチェックしますが、このソフトは一度実行すればOKなのでチェックは外しておきましょう。
check5.jpg

6.Nextを実行すると下記の画面が表示されます。インストール前の確認画面です。
check6.jpg

7.Installをクリックするとインストールが実行され下記の画面が表示されます。続いてソフトを起動しますので、チェックした状態がお勧めです。
check7.jpg

8.Finishをクリックするとドライバチェッカーが起動され、下記の画面が表示されます。
check11.jpg

9.はい(Y)をクリックすると、環境によっては下記のエラーメッセージが表示されます。
check12.jpg

10.OKをクリックすると下記の画面が表示されます。
check13.jpg

11.Update Meをクリックすると環境によっては下記の画面が表示されます。
check14.jpg

12.OKをクリックすると下記の画面が表示されます。
check15.jpg

13.続行すると下記の画面が表示されます。
check16.jpg

14.OKを押すと下記の画面が表示されます。Current欄がすべてYesならドライバは問題無し、Notがある場合は問題有り。
check17.jpg

15.今回はYesでしたが、Notだった事にしてDownloadをクリックすると、下記の画面が表示されます。説明ではUpdateを押すとありますが、私はDownloadを押しました。
check18.jpg

16.正常に更新されたようです。Doneを押して終了です。お疲れ様でした。
check19.jpg

次回はいよいよ、冷却CCDカメラをパソコンに接続し、ソフトとリンクします。

SBIG社の冷却CCDカメラを使う為の準備作業を整理してみました。先ずはSBIG社のカメラを使う為にCCDOPSと言うカメラをコントロールするアプリケーションのインストール方法をご紹介致します。

☆注意☆
CCDOPSのインストール、ドライバチェッカーのインストールの実行が終わるまでは冷却CCDカメラをパソコンに接続しないで下さい。USBタイプのカメラの場合、ドライバーが正しくインストール出来なくなるおそれがあります。

0.最新のCCDOPSを入手しよう。SBIG社のSoftware Downloadsページで32-Bit Windows (XP/95/98/...)版へのリンクを探し、

Click here to download the latest CCDOPS version 5.for Windows 95/98/NT/Me/2000/XP.

をクリックするとソフトをダウンロード出来ます。ついでに、その下の方にある、

Click here to download and install SetupDriverChecker.exe which includes the latest camera drivers.

でドライバーチェッカーと言うソフトも入手しておきましょう。

1.instOps.exeを起動すると下記の画面が表示されます。
instOps1.jpg

2.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。
instOps2.jpg

3.Nextをクリックすると下記の画面が表示されますので、UserNameにあなたの名前を入力して下さい。
instOps3.jpg

4.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。インストール先を変更出来ます。
instOps4.jpg

5.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。Windowsのメニューの名前を変更出来ます。
instOps5.jpg

6.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。デスクトップにアイコンを作るかを選択出来ます。初期値はアイコンを作りません。作りたい場合はチェックして下さい。
instOps6.jpg

7.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。インストール前の最終確認画面です。
instOps7.jpg

8.Installをクリックするとインストールが実行され、下記の画面が表示されます。ここでは事前にドライバチェッカーを入手しているので、ハイハイって感じで軽く無視しちゃいましょう。
instOps8.jpg

9.Nextをクリックすると下記の画面が表示されます。このままFinishするとCCDOPSが動いちゃいます。ドライバチェッカーをまだインストールしてませんので、ここではチェックを外してフィニッシュしましょう。
instOps9.jpg

以上でCCDOPSのインストールは終了です。次回はドライバーチェッカーのインストール方法の説明です。

20070423_0300S.jpg

今年のこと座流星群は、月の条件は悪くなく、上弦の月が沈んで放射点高度も高くなる未明を中心に観察してみましょう。マレに沢山出現する事があるようで、目の離せない流星群の一つです。イメージは午前3時京都です。

20070414_1112S.jpg

火星食とは、火星が月に隠れる現象です。夜に起これば観察は容易ですが、今回は日中に起こります。イメージは11時12分京都です。日中と言う事で悲観的になってはいけません。実は望遠鏡を使えば、日中でも観察出来ます。問題は、青空の中で月を見つけて望遠鏡で導入する事が難しいのです。移動赤道儀の場合は、夜の間に極軸を合わせ、目盛冠を使って導入するか、自動導入装置の利用をお勧めします。是非チャレンジして下さい。

注意…日中に望遠鏡を使用する場合は、常に太陽の方向に気をつけて下さい。また、望遠鏡から離れる際は、対物レンズ側にはキャップを、そして接眼部のアイピースは外し、誤操作による事故が発生しないように気をつけましょう。

20070319_1200S.jpg

北海道の一部で部分日蝕が観察出来ます。イメージは正午頃の札幌です。残念ながら京都では日蝕は起こりません。北海道の方にお住まいの方は是非観察にチャレンジして下さい。

注意…太陽は望遠鏡等での観察は絶対にしないで下さい。また、肉眼での観察も、目を傷める危険性があります。日蝕グラスでも、紫外線をカットしていない物が殆どですので、専用機材でも長時間の観測には気をつけましょう。

前回、太陽黒点近辺のHα画像の動画をレポートしましたが、学研都市天文台の前身、「学研都市の空」時代に、フレアと言う太陽面での爆発現象を観測していました。2005年9月14日の観測です。Xクラスに分類される非常に大きな爆発でした。当時は膨大な動画データに手をこまねいていましたが、先日のレポートの通り、爆発現象が無くても黒点近辺はめまぐるしく変化している事がわかりましたので、前回のレポート以降、少しずつ処理を積み重ねて、やっと処理が終わりました。

SUN050914H_MOVE_1.jpg
Hα画像動画 2005.9.14 ヘリオス・ワン 5倍バロー ネプチューン100 1/500 500枚スタック画像を83枚で動画

上記画像をクリックすると、WMV形式のファイルが再生されます。サイズは約1.4MBです。太陽面の黒点を特殊なフィルターを通して撮影した画像です。83分間を8.3秒に短縮しています。画像の中で小さなハエみたいなのがチラチラ飛んでいるのは、UFOでも何でも無く、撮影時のカメラのゴミが写りこんでしまいました。手抜き処理ですみません…。

**注意**
当天文台では、太陽観察専用の機材で観測・撮影しています。普通の望遠鏡では絶対に太陽を観察しないで下さい。

突然ですが、学研都市天文台から、観望会(星を見る会)のお知らせです。

日時:2006年12月24日(日)
    午後7時~午後9時頃まで
場所:学研都市天文台(最寄駅 近鉄高の原駅 徒歩10分)

観望ご希望の方は、下記のエントリーフォームに必要事項を記載の上、送信ボタンを押して下さい。後日、ご案内のメールをお送り致します。場所もご案内メールでお知らせ致します。

エントリーはここ

「学研都市天文台は普段閉まっていて、本当に天文台なの?」うっ!痛いところを突かれてしまいました。機材調整やら子供の風邪でノビノビになってなかなか観望会が開けません。今日は、閉まってても観測はやってるよ!って事をアピールする為に学研都市天文台お得意の太陽観察のレポートを…。

学研都市天文台は前身の「学研都市の空」で沢山の太陽観察レポートを上げてきましたが、今回はとっておきのレポートを。下記画像は2006年12月11日の太陽面を特殊なフィルターで撮影した画像です。

SUN061211_0041.jpg
Hα画像動画 2006.12.11 AM11:20-PM0:30 ヘリオス・ワン 5倍バロー ネプチューン100 1/500 500枚スタック画像を71枚で動画

上記画像をクリックすると、WMV形式のファイルが再生されます。サイズは約1MBです。太陽面の黒点を特殊なフィルターを通して撮影した画像です。71分間を7.1秒に短縮しています。黒点で小さな発光現象が起こっています。画像の中で小さなハエみたいなのがチラチラ飛んでいるのは、UFOでも何でも無く、撮影時のカメラのゴミが写りこんでしまいました。手抜き処理ですみません…。

**注意**
当天文台では、太陽観察専用の機材で観測・撮影しています。普通の望遠鏡では絶対に太陽を観察しないで下さい。

20070221_2100S.jpg

衝とは、惑星が地球から見て太陽の反対側に来る事を指します。そう、太陽の反対側に来ると言う事は夜に見える。もっと言えば深夜0時頃に南中する。もっともっと言えば、惑星によって誤差はあれど、地球に近い。衝とは、惑星を観察するのに色々と好都合な条件がそろうって事ですね。

さてさて、またまた前置きが長くなりました。土星は衝の前と後で、見た目が変わるってご存知でした?そう、土星には輪があります。なので、輪に落ちる土星の影が衝の前と後では反対になります。この事を意識して、衝の前1ヶ月・衝・衝の1ヵ月後を観察してみましょう。そこには新たな感動が待っています。是非チャレンジしてみて下さい。

20070107_0430S.jpg

今回の土星食、残念ながら学研都市天文台では、食にならず、月と土星の接近といったところでしょうか。北海道の一部の地域では、月の後ろに土星がかくれるようです。残念ですが、ニアミスを楽しみましょう。

20070104_0400S.jpg

三大流星群のトップを飾るのが、「しぶんぎ座流星群」です。しぶんぎ座?そんな星座ってあったっけ?そう疑問に思ったあなたは、天文通です。現在の星座は88星座あって、1928年の国際天文学連合の総会で決まったとされています。その際、「壁面四分儀座」が廃止されましたが、流星群の放射点として「しぶんぎ」の名前だけが残りました。因みに、「しぶんぎ座」は現在「りゅう座」の一部になっています。

さて、前置きが長くなりましたが、今年の「しぶんぎ座流星群」は条件が悪いです。なぜって?満月過ぎのお月様が近くにあって空を照らしているからです。明るい流星は、少しくらい明るくても、月があっても大丈夫ですが、暗い流星は見えません。なので、今年の条件は最悪と言えそうです。