2006年11月アーカイブ
希望ヶ丘小学校の観望会のお手伝いをして来ました。当日は生憎の曇天でしたが、熱心な子供たちが集まってくれました。雲間に月を観望出来た子供たちもいましたが、殆どの子供たちが空を観望出来ず、遠くの高圧線の鉄塔の観望になってしまいました。体育館の中では、見える予定だった星空の説明を行い、最後に恒例のプレゼント争奪「大じゃんけんぽん大会」になりました。学研都市天文台からも、キーホルダーや天体写真、カレンダー等を提供させて頂きました。
今回、お邪魔した希望ヶ丘小学校は、何とグランドから天の川が見える小学校なのです。ここの子供たちには当たり前の事かもしれませんが、大人になって、ふっ、と空を見上げた時、「そう言えば、学校の校庭で天の川が見えたなぁ」なんて回想して、その時に改めて素晴らしい環境で育った事を再認識し、そして誇りに思ってくれたらなぁ~と思っとります。そんな未来の回想シーンの一助になればと思いながら、お手伝いをさせて頂きました。有難う御座いました。
この場を借りて1…学研都市天文台で販売している、キーホルダーや天体写真、カレンダー等の収益金は、各地の観望会での子供たちへのプレゼント資金に当てております。
この場を借りて2…今回子供会の方々から、天文台にお祝いのお花を頂きました。本当に有難う御座いました。
2006年11月26日の観望会ですが、申し訳御座いません。当方の都合で中止致します。子供の発熱が理由です。ご来館頂く方の健康を優先し、苦渋の決断ですが、中止とさせて頂きました。楽しみにして頂いていた方々には、本当に申し訳なく思います。
エントリー頂いた方々にはメールでお知らせ致しております。次回の観望会の予定は決まり次第、当ブログで告知致します。
天文台長
お待たせ致しました。学研都市天文台から、観望会(星を見る会)のお知らせです。
日時:2006年11月26日(日)
午後7時~午後9時頃まで
場所:学研都市天文台(最寄駅 近鉄高の原駅 徒歩10分)
観望ご希望の方は、下記のエントリーフォームに必要事項を記載の上、送信ボタンを押して下さい。後日、ご案内のメールをお送り致します。場所もご案内メールでお知らせ致します。
学研都市天文台の兄弟サイトです。
水星の日面通過のレポートです。
2006.11.9 AM7:43 FC-76 SP26mm CoolPix990 ND2 ND4 D4 1/1000 F6.3
画面中央右よりの小さな黒い点が水星です。そう考えると東のエッジ(画像左側)の黒点が如何に大きいかがわかります。
2006.11.9 AM7:30 ヘリオス・ワン SP20mm Coolpix990 1/62 F4.0
Hαフィルター(水素の波長)が組み込まれた望遠鏡での撮影画像。彩層面と言う太陽の模様が確認出来ます。
2006.11.9 AM7:46-8:57 FC-76 SP20mm CoolPic990 ND2 ND4 D4 1/1000 F4.0
約10分間隔で撮影した画像を合成しました。手持ち時計で適当にシャッターを切ったので移動にムラが出ました。ご愛嬌と言う事で…。
2006.11.9 AM9:07-9:10 FC-76 ナグラー7mm Coolpix990 D4 1/1000 F4.0
日面通過のクライマックスのコマ写真。しかし、この時間帯、大気の状態も悪く、近くの工事現場の振動、電車2本のダブル通過、奥方の掃除機が重なり、画像としては厳しいものに…。最後の最後はカメラを外して、瞼に焼き付けました。次回も見る事が出来るのでしょうか…。
2006.11.9 AM8:43 ヘリオス・ワン 5倍バロー ネプチューン100 1/500 600枚スタック
これは、オマケ画像です。水星の移動速度が意外に速く、1分間撮影した動画を元に画像処理しようと試みましたが、あえなく失敗。前半30秒を使って処理してみました。
地球よりも内側をグルグル回っている惑星は、ごくまれにですが、太陽面を通過します。水星は前回、2003年5月7日に日面通過しました。実は私、前回の日面通過は観察し、写真も撮りました。でも薄雲を通しての観察でイマイチでした。今回は晴れてほしいですね。因みに、このチャンスを逃すと、次回は26年後だとか…。金星の日面通過も「レア物」ですが、水星の日面通過も「レア物」です。
注意1 望遠鏡や双眼鏡で太陽を見る事は絶対にやめましょう。失明の恐れがあります。
注意2 太陽専用の機材がある場所での観察の場合は、施設の方の指示に従い、勝手な行動をとらないで下さい。
注意3 太陽専用の機材で個人で観察する場合は、手順等、復唱しながら落ち着いて観察して下さい。また、機材からは絶対に目を離さないで下さい。
MT42BlogBetaInner