モンスターカレンダー

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2006年11月アーカイブ

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2006年締めくくりの天文現象は、何と言ってもプレアデス星団食(月に隠れる)でしょう。エッ!先月にもあって、珍しくない、と…。そうなんです。今年と来年辺りまでは、集中して起こりますが、長い期間で考えると、とても珍しい現象です。今回は、前回と違い深夜ではありません。昴と月を眺めながら紅白歌合戦を聴き、年越しソバを食べる。何と風流な年越しでしょう。肉眼では厳しいかもしれません。月明かりでプレアデス星団が見えません。双眼鏡等での観察がお勧めです。では、皆さん、良いお年を…。

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三大流星群のうちラストを飾るのか今回の「ふたご座流星群」です。三大流星群は、他に「しぶんぎ座流星群」と「ペルセウス流星群」があり、どの流星群もコンスタントに飛ぶ事で知られています。今年のふたご座流星群はピークが夜の9時頃とされています。この時間は、まだ月明かりにも邪魔されず、またふたご座も東の方でそこそこの高度まで昇ってきています。なので、今年は条件が良さそうです。

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12月11日の夜明け前に、東の空の低空に水星と火星と木星が集合する。惑星は太陽の周りを周っているので、時々地球方向からの見た目上、集まって見える事があります。ステラナビゲータ8のシミュレートでは、水星(-0.6)、火星(1.5)、木星(-1.7)の明るさです。薄明が始まっていますが、双眼鏡で是非チャレンジしてみて下さい。火星が見えるかどうか…。見えたら、是非コメント下さいね。

希望ヶ丘小学校の観望会のお手伝いをして来ました。当日は生憎の曇天でしたが、熱心な子供たちが集まってくれました。雲間に月を観望出来た子供たちもいましたが、殆どの子供たちが空を観望出来ず、遠くの高圧線の鉄塔の観望になってしまいました。体育館の中では、見える予定だった星空の説明を行い、最後に恒例のプレゼント争奪「大じゃんけんぽん大会」になりました。学研都市天文台からも、キーホルダーや天体写真、カレンダー等を提供させて頂きました。

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一緒にお手伝いしたT氏

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ボランティアさんやお母さん達もじゃんけんポン!

今回、お邪魔した希望ヶ丘小学校は、何とグランドから天の川が見える小学校なのです。ここの子供たちには当たり前の事かもしれませんが、大人になって、ふっ、と空を見上げた時、「そう言えば、学校の校庭で天の川が見えたなぁ」なんて回想して、その時に改めて素晴らしい環境で育った事を再認識し、そして誇りに思ってくれたらなぁ~と思っとります。そんな未来の回想シーンの一助になればと思いながら、お手伝いをさせて頂きました。有難う御座いました。

この場を借りて1…学研都市天文台で販売している、キーホルダーや天体写真、カレンダー等の収益金は、各地の観望会での子供たちへのプレゼント資金に当てております。

この場を借りて2…今回子供会の方々から、天文台にお祝いのお花を頂きました。本当に有難う御座いました。

2006年11月26日の観望会ですが、申し訳御座いません。当方の都合で中止致します。子供の発熱が理由です。ご来館頂く方の健康を優先し、苦渋の決断ですが、中止とさせて頂きました。楽しみにして頂いていた方々には、本当に申し訳なく思います。

エントリー頂いた方々にはメールでお知らせ致しております。次回の観望会の予定は決まり次第、当ブログで告知致します。

天文台長

お待たせ致しました。学研都市天文台から、観望会(星を見る会)のお知らせです。

日時:2006年11月26日(日)
    午後7時~午後9時頃まで
場所:学研都市天文台(最寄駅 近鉄高の原駅 徒歩10分)

観望ご希望の方は、下記のエントリーフォームに必要事項を記載の上、送信ボタンを押して下さい。後日、ご案内のメールをお送り致します。場所もご案内メールでお知らせ致します。

エントリーはここ

学研都市の空(ブログ)

学研都市天文台の兄弟サイトです。

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学研都市天文台の天文台長の過去があきらかに…。

学研都市の空

水星の日面通過のレポートです。

2006.11.9 AM7:43 FC-76 SP26mm CoolPix990 ND2 ND4 D4 1/1000 F6.3

画面中央右よりの小さな黒い点が水星です。そう考えると東のエッジ(画像左側)の黒点が如何に大きいかがわかります。

2006.11.9 AM7:30 ヘリオス・ワン SP20mm Coolpix990 1/62 F4.0

Hαフィルター(水素の波長)が組み込まれた望遠鏡での撮影画像。彩層面と言う太陽の模様が確認出来ます。

2006.11.9 AM7:46-8:57 FC-76 SP20mm CoolPic990 ND2 ND4 D4 1/1000 F4.0

約10分間隔で撮影した画像を合成しました。手持ち時計で適当にシャッターを切ったので移動にムラが出ました。ご愛嬌と言う事で…。

2006.11.9 AM9:07-9:10 FC-76 ナグラー7mm Coolpix990 D4 1/1000 F4.0

日面通過のクライマックスのコマ写真。しかし、この時間帯、大気の状態も悪く、近くの工事現場の振動、電車2本のダブル通過、奥方の掃除機が重なり、画像としては厳しいものに…。最後の最後はカメラを外して、瞼に焼き付けました。次回も見る事が出来るのでしょうか…。

2006.11.9 AM8:43 ヘリオス・ワン 5倍バロー ネプチューン100 1/500 600枚スタック

これは、オマケ画像です。水星の移動速度が意外に速く、1分間撮影した動画を元に画像処理しようと試みましたが、あえなく失敗。前半30秒を使って処理してみました。

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11月9日に日面通過した水星は、早くも西方最大離角。太陽を中心に考えて一番西っ側に離れます。地球を中心に考えると東の空、朝日が出る前に水星が観察出来ます。水星は太陽の近くを回っているので、西方最大離角の時は日の出前、東方最大離角の時は日没後の僅かな時間しか観察出来ません。是非、観望にチャレンジして下さい。

2006年11月18日 しし座流星群

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近年では、2001年11月の流星雨(流星が雨のように降る現象)が有名。実は、私も観察しました。次から次へと流星が飛び、薄明(空が白んでくる事)が始まっても、まだまだ飛んでました。観測地からの帰り道、車を追い越すように飛んで行く流星たち。ホント、感動的でした。

さて、前置きが長くなりましたが、今年のしし座流星群のピークは朝の5時~6時頃と言われています。その時間では、もう空が明るくて流星が見えません。朝の3時頃、東の方で「しし座」を探して下さい。

流星は放射点から、離れた場所でも飛びます。しし座を中心に広い範囲をチェックしましょう。

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地球よりも内側をグルグル回っている惑星は、ごくまれにですが、太陽面を通過します。水星は前回、2003年5月7日に日面通過しました。実は私、前回の日面通過は観察し、写真も撮りました。でも薄雲を通しての観察でイマイチでした。今回は晴れてほしいですね。因みに、このチャンスを逃すと、次回は26年後だとか…。金星の日面通過も「レア物」ですが、水星の日面通過も「レア物」です。

注意1 望遠鏡や双眼鏡で太陽を見る事は絶対にやめましょう。失明の恐れがあります。

注意2 太陽専用の機材がある場所での観察の場合は、施設の方の指示に従い、勝手な行動をとらないで下さい。

注意3 太陽専用の機材で個人で観察する場合は、手順等、復唱しながら落ち着いて観察して下さい。また、機材からは絶対に目を離さないで下さい。

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天文現象に、「食」と呼ばれる現象があります。「食」は「たべる」と言う意味で、そのまま考えるとプレアデス星団(すばる)が他の天体に食べられちゃうの?と思ってしまいますよね。でも、ご安心を。天文現象での「食」とは、何かの天体が何かの天体と重なって隠しちゃう事を言うのです。今回の現象は、「月」が「プレアデス星団」を隠すのでした。

深夜の出来事ですが、双眼鏡のある方は、観察にチャレンジして下さい。

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おうし座流星群は、火球(大きな流星)が良く発生する事で有名な流星群です。主に北群と南群があり、南群が11月上旬、北群が11月中旬がピークです。しし座流星群のように、はっきりとしたピークがありません。

おうし座は夜の9時ごろ、東の方向です。「すばる」と「アルデバラン」を目印に探しましょう。

流星は、放射点から離れた位置でも発生します。おうし座を中心に空全体を注目しましょう。