2003年 3月21日〜2003年 4月19日まで

日  付 タ イ ト ル
2003年 4月6日 M20三裂星雲 M81銀河撮影
2003年 3月29日 M106銀河を撮影
2003年 3月26日 M65 M66銀河撮影

2003年 4月 6日(日) 晴れ 透明度○ シーイング○

いつかは撮りたい!と思っていたM20三裂星雲を撮影しました。前日5日も撮影したのですが、撮影開始が午前4時頃だったので、あっと言う間に天文薄明(要するに朝です)になってしまって撮影出来ませんでした。今日は、7日午前0時に目覚し時計をセットして撮影開始です。でも、この時間はM20はまだ地平線下。暫くM81を撮影して時間稼ぎをしていました。すると、ある駒から画像が妙に明るいことに気付きました。まさか?そうなんです。街灯の明かりが望遠鏡のなかにはいって写り込んでしまったのです。最近手抜きしてフードを使用していませんでした。仕方が無い。フードを付けよう…。その後順調に撮影し、いよいよ本番M20です。南天で高度も低く、奈良の街明かりに埋もれている天体です。勿論肉眼では確認出来ません。やはり薄明が早く、充分な駒数が撮影出来ませんでしたが、とりあえず撮れた。よかった。
望遠鏡 MT200 + レデューサ MT200 + レデューサ
カメラ SBIG ST−8E 4500秒 SBIG ST−8E 4200秒
露光 L…300秒×6 ビニング無し
R…300秒×3 2×2ビニング
G…300秒×3 2×2ビニング
B…300秒×3 2×2ビニング
L…300秒×5 ビニング無し
R…300秒×3 2×2ビニング
G…300秒×3 2×2ビニング
B…300秒×3 2×2ビニング
コメント Bのフラット処理を何とかしないといけませんね。でも頑張った。

2003年 3月29日(土) 晴れ 透明度◎ シーイング○

春の新月前後としては、最高の空。透明度がとても良い。今日も某ドイツ式赤道儀のテストです。現在筒と合わせて「秘密兵器」プロジェクトが進行中。揃った暁には、お披露目を…。因みに、某ドイツ式赤道儀君ですが、1000mm前後では物足りないのか、相変わらずの絶好調状態。下記が20cm反射鏡で撮影したM106銀河です。昔撮った31cm画像を凌ぐ?画像か?因みに、フラット処理を施しています。一部天文屋の間で噂になっている「秋田美人フラット」を使用しました。
望遠鏡 MT200 + レデューサ
カメラ SBIG ST−8E 5400秒
露光 L…300秒×9 ビニング無し
R…300秒×3 2×2ビニング
G…300秒×3 2×2ビニング
B…300秒×3 2×2ビニング
コメント フラット処理に秋田美人フラットを使用。フラット画像を多数重ねて、きめ細かくした物だ。Bのみ、元々の画像がアンダーな為、効果は無かったが、他の画像では劇的に画像が改善された。

2003年 3月26日(水) 晴れ 透明度△ シーイング○

春の銀河団の中でも比較的はやく昇る、M65 M66を撮影しました。今日は透明度が悪く、春独特の霞んだ空だったのですが、某ドイツ式赤道儀君のテストなので、あえて撮影しました。しかし、前準備の段階でカメラが結露。温度を下げて結露をとってから撮影しましたが、微妙に残っていたのが写りこんだ画像になってしまいました。残念です。しかし、赤道儀君は色々なパラメータや条件でテストしていますが、比較的安定しています。この分では本番運用に入れる日も近い?
望遠鏡 MT200 + レデューサ
カメラ SBIG ST−8E 3000秒
露光 L…300秒×10 ビニング無し
コメント この銀河は、それぞれ単独でもう少し長焦点で撮影したい対象ですね。今回は長焦点を出せる筒が無かったので我慢です。因みに途中で曇ったのでモノクロのみです。雲が通リ過ぎた後、透明度が良くなった事は言うまでも無い???しかし、眠かったので撤収しました。